発駅区切り線の太さ

加古川車掌区最初の券は、モノクラス化最初の運賃ですが、発駅欄中央の縦線が太いものと細いものが存在します。 単に書式の違いかと思いましたが、1974年(昭和49年)運賃改定の券にも両者が存在します。1976年(昭和51年)運賃改定以降、太線は確認されていません。

以下はまったくの予想ですが、細線の券(C70d)は、メモ書きから1974年の運賃改定直前のものと推定されますので、 最初に太線のものが印刷されたと思われます。しかし、現場では発駅と着駅・運賃欄の区切りを目立たせるために、後期は細線のものを発注したと思われます。 しかし、1974年の運賃改定時には、残っていた太線の版の運賃を差し替えて印刷してしまったため、現場から再度細線のものを発注したのではないでしょうか。

線の太さ 太線 細線

70.04.01.

車掌組織の変更

加古川線管理所
加古川車掌区



C70d-thick


C70d

74.10.01.

運賃改定



C74j-thick


C74j

鍛冶屋の文字

1979年(昭和54年)5月20日の運賃改定の券から、大日本印刷株式会社に印刷を外注するようになったようですが、外注化2番めの券にはエラーがあります。 鍛冶屋の文字が鍛屋となっています。このエラーは、次の1981年4月20日運賃改定のときにも気づかず、途中から正当なものになりました。

鍛冶屋の文字 正当 エラー

80.04.20.

運賃改定

未確認です。

C80d-err

81.04.20.

運賃改定



C81d


C81d-err