高松車掌区からの情報

四国では1972年(昭和47年)1月1日?(正確な日付をご存知の方は、ご教示下さい。)1970年(昭和45年)10月1日(B氏の情報)から、本社の規則にない様式の車内片道乗車券を使い始めました。
【使用開始時期につきましては、頂きました情報を確認中です。】

1979年6月に入手した資料によれば、次のように規定されていました。

【四国総局旅客取扱基準規定】
第67条(特殊様式の車内片道乗車券の発行方)
 駅員無配置駅の多い区間に対しては次の各号に定めるところにより特殊様式の車内片道乗車券(以下『特殊車内乗車券』)を発行することができる。
1.A区間用 50円〜200円(淡赤色)
2.B区間用 230円〜520円(淡黄褐色)*1
ただし、必要に応じA区間用とB区間用とを統合して一葉にすることがある。*2
3.表面に表示する乗車駅名は各車掌区の勤務形態に応じて適宜変更する。
4.特殊車内乗車券は、該当の*3発行月日及び乗車駅名(小児に対して発行する場合は□小の文字を含む)を○でかこみ、相当の金額欄の下部を切断して発売すること。この場合、乗車駅名を印刷していない駅を発駅とするときは空欄に記入して発売すること。
5.特殊車内乗車券は四国総局管内の鉄道区間に限って発売する。
【以下補足】
*1:これは当時(1979年)の運賃であり、実際は
A区間用は、キロ程が20kmまで
B区間用は、キロ程が50kmまで に該当する。
*2:高松車掌区では、予讃線用(淡赤色)と土讃線用(淡黄褐色)をそれぞれ一葉にしたものを使っていた。
  徳島車掌区では、一葉にしたもの(淡赤色)と牟岐線用(淡紫青色)のものがあった。
*3:1974年(昭和49年)10月1日運賃改定の券から、日付は記入式になっている。